あらすじ紹介
ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だった――はずなのに、まさか生まれ変わった……のか? でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに"彼女"が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を"劣等種"呼ばわりする"人間の帝国"の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの"魔王"から使者が来た。はあ? 僕が魔王の隠し子だって……!? ――これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ"僕"がやがて英雄へと至る物語――泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!
みんなからのレビュー
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よっち
4329歳で死んだ社畜が生まれ変わるたびに、18歳で漆黒の髪・赤い眼の帝国皇女に殺される運命。5回目の人生で傭兵暮らしをしていたロワが魔王の隠し子とされ、急転する運命に巻き込まれてゆく物語。容赦なく蹂躙し続ける帝国への対抗で送り込まれた先での王女との結婚と母国滅亡。またもや対峙することになるあの女に、醒めていたロワが大切の人たちを守るため泥臭く奔走するようになり、キーマンとなっていったロワと負けられない皇女・リンゼンカが再び対峙する濃厚な展開とその結末は著者さんらしさに溢れていて、ぐっと来るものがありました。 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
39これは少年がやがて英雄へと至るまでを描いた物語。十文字青が描けば異世界転生なんていうありふれたネタがこんな事になるのか。この物語は主人公が殺されその度に転生し、また同じ運命を辿る衝撃的な始まりで幕を開ける。幾度も自分の命を奪った絶対的強者を相手に、骨身を削り勝利を掴む為に奔走する。過酷な転生をし続け、今なお戦う少年の魔眼が覚醒し、過去と現在が繋がるラスト。その圧倒的なカタルシスを皆さまにも是非体感して貰いたい。弱者のままで終わらない、その姿は読む者の心を震え上がらせる。文句無しに面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
29社畜だった主人公はある日死ぬが、前世の記憶を持ったまま生まれ変わる。が、また死んでしまい、またしても記憶を保持したまま生まれ変わるのだが、運命の悪戯か死ぬたびに《彼女》の手にかかり死んでいく。五度目の正直で傭兵だった主人公は実は魔王の隠し子である事を知り、そこから英雄へと成り上がる物語。主人公が不遇すぎるよな~。それでも自身が出来る事をと泥臭く駆け回る姿も良かったし、魔眼が覚醒したが追い詰められながらも次こそはと復讐を誓うシーンはゾクッときた。彼女との因縁は続いていくんだろうが今後の展開が気になる。 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
26生前の記憶を継承しつつ都合五回の生まれ変わりを果たし、傭兵団に身を置いていたロワだったが、実はアークラント王の非嫡出子である事が発覚、それと時同じくしてヨルムンドの王女との結婚が決定するが…というお話です。帝国…と言うより東方元帥が強力無比なお陰でのっけからロワジュディアンの人生でも絶体絶命な始まり方ですが、それが却って十文字先生らしい作品の始まり方だなと思いながら面白く読む事が出来ました。また最後に開眼したロワジュディアンの魔眼も今までの生まれ変わりを思うと憎らしい演出で良かったな、と。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
レリナ
24何度も生まれ変わっては女に殺される主人公。しかし何度も生まれ変わる内に主人公は大逆転をすることになる。導入部から面白い作品とは思っていたが、予想以上に面白かった。殺される運命を変えたことは主人公にとっては大きかったのではと思う。大きな戦いを経験した主人公。運命の彼女は次にどんな形で主人公の前に現れるのか気になる。帝国との戦いはまだ始まったばかり。主人公がこれからどう成り上がっていくのか、楽しみ。次巻に期待。 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2018/07/01
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784041065198
関連サイト
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公式サイト