悪魔の孤独と水銀糖の少女
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悪魔の孤独と水銀糖の少女

『ミミズクと夜の王』紅玉いづきが贈る、極上のファンタジー。
紅玉いづき (著者) / 赤岸K (イラスト)
シリーズ:悪魔の孤独と水銀糖の少女(電撃文庫)

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あらすじ紹介

「あなたを愛するために、ここまで来たんだもの」
 黒い海を越え、呪われた島にやってきた美しい少女、シュガーリア。今は滅びた死霊術師の忘れ形見である彼女が出会ったのは、大罪人の男、ヨクサルだった。彼は無数の罪をその身に刻み、背負う悪魔は、『孤独を力にかえる』という──。
「あんた、何様のつもりだ」
「わたしはシュガーリア。この世界で最後の……死霊術師の孫娘よ」
 愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動きはじめる。
 水銀糖の少女の、命をかけた最後の恋は、滅びの運命に抗うことが出来るのか。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • まろんぱぱ♪ 

    死靈術師の孫娘シュガーリアの愛を求めるが故の「死」と悪魔を背負う大罪人ヨクサルのその力の根元たる孤独なる「生」は似て非なるものなのかもしれない。そこにある破滅と出会いの運命さえも変えてゆく。ラストで明かされるシュガーリアの真実の姿、そして新たなる旅立ち。島を出るまでのヨクサルとシュガーリアの出会いと別れ、そして新たなる物語のプロローグ。「死」への渇望と「生」の苦しみは、紅玉先生のデビュー作ミミズクと夜の王を思い出しつつ読了。次、あるので楽しみです。また、挿し絵の絵師、赤岸Kさんとは!うれし!でした 続きを読む…

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  • まりも

    愛を知らず無数の罪を身に刻み、悪魔を背負う男。愛しか知らない滅びた死霊術師の忘れ形見の少女。これはそんな2人の出会いから始まる物語。これは紅玉いづきにしか描けない極上にして至高の愛の物語である。きっかけは復讐のためだったとしても、2人の出会いは運命的であり必然的でもあり、そしてその愛は決して紛い物ではなく本物なのだ。読後はこれ以上ないくらいの多幸感と同時になんとも言えぬ複雑な感情も残る。愛する事。その苦しみと孤独を描いた、至高のファンタジーでした。こんなに歪で真っ直ぐな美しい物語を読めたことに感謝したい。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • もも

    キュイエたちの愛情やヨクサルとシュガーリアの関係など、自分の好きな要素が多かったです。なにより世界観が素敵で、思う存分この世界に浸ることが出来ました。もうちょっと物語の盛り上がりが欲しい気もしたけれど。でもラストがとってもあたたかくて、そんなこと考えられなくなるくらい心が満たされました。読んで良かったです!タイトルも素敵。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ばたやん@かみがた

    シュガーリア。名前の通り、甘ったるいことしか言わず愛し愛されることしか知らぬ女の子。対照的に人を殺すことしか知らない悪魔憑きの男、ヨクサル。死者しか住まぬ島に孤独に暮らす彼の下に彼女が訪れた理由、その目的とは。ヨクサルが次々に語る島の秘密にただ圧倒される。やがて人々に真に分断と孤独をもたらす存在が来島し、シュガーリアとヨクサルの出会いの意味も明らかになる。最後、二人はおそらく永遠にさ迷う旅にでるが、この世で愛を知る者達の受け入れられなさと共に、それでも彼等が存在続けることに一抹の希望を覚えて読み終えた。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • はつばあば

    出版されて直ぐに購入して、直ぐ読み始めのだけど・・・何回読み直しても30頁までしか進められなくてとうとう今なんとか読了した。紅玉さんは読み友さんのレビューに魅かれてミミズクと夜の王以来電撃文庫のは読了して、とても面白い世界観とか精神感に魅かれたのだけど、これだけは・・どう言ったらいいのか・・私を待ち受ける死後の世界を表しているのじゃないかと思えるほど孤独に苛まれそうな・・心が悲鳴をあげて・・やっと・・なんとか読了した・・と言う安堵感だけで終わってしまった。感覚が老いたのだろうなぁ 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2018/05/10
  • 定価
    671円(本体610円+税)
  • ISBN
    9784048937948

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