あらすじ紹介
「どんな人間であれ、一日でアニメを約57本しか観ることが出来ない」
ぼく、こと坂井九太郎が所属するアニ研は、上記のような世迷言を乱発する部長をリーダーとするダラダラ部活動(ちなみに30分アニメからCMを抜くとOPED含め実質25分だからそれで計算して57本らしい。なんてアニメバカなんだろう)。
部員はぼくと部長と、部長の幼馴染さん(女性。現実にいるんだ……なんてアニメキャラぽいんだろう)の3人のみ。
生徒会にも活動に目をつけられてるっぽいし果たして今後どうなるのかなと思っていたところに、来訪者が現れた。それはぼくの学年一番の美少女・岩根美弥美さん。彼女の出現を皮切りに、部には「アニメ」にまつわるちょっとした事件が次々と巻き起こり――?
みんなからのレビュー
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まりも
45毎日アニメを見てダラダラするアニ研で、アニメにまつわる事件が次々と巻き起こる学園物語。個性の強いコミュ障気味のアニオタたちのキャラクター性を楽しめる前半と、アニメは誰かを救えるのかを根幹にしたヒューマンドラマな中盤以降。これは一粒で二度美味しい作品やね。キャラの個性を活かした掛け合い、人間ドラマ、そしてアニメネタ。これらが上手く噛み合う事で、面白くて豆知識も増える、 そんな1冊に仕上がっていました。お気に入りは部長が啖呵を切るシーン。あれは胸がスカッとした。これで終わるのは惜しいし、シリーズ化熱望です。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
40坂井九太郎が所属するアニ研の部員は、世迷言を乱発する部長をリーダーに九太郎と部長の幼馴染の3人のみ。生徒会に目をつけられている部員不足の彼らが、アニメにまつわる事件に巻き込まれつつ部員を増やし、廃部危機を乗り越えるべく奮闘する青春小説。アニ研廃部を巡る会長や理事長の強引な手法には少しばかり残念な印象もありましたが、ベタな部長や幼馴染の関係、寡黙な美少女やマイペースな田中など主人公を振り回す分かりやすい魅力的なキャラを配しつつ、遭遇する事件に絡めてアニメの多様な側面を語ってゆく展開はなかなか面白かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
もも
37とっても面白かった!ついつい一気読みしちゃったよ。もっとドタバタでで日常系な作品かと思いきや、ミステリ要素もあるしっかりとした作品でした。楽しそうな青春!こういうの憧れるよね〜♪暖かさがあるのもまた良いです。アニメ好きなら絶対読んでいて楽しくなるはず!読み切り作品らしいけど、もっとこのアニ研部員たちのお話を読んでいたいので、シリーズ化希望です^ ^ 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
34【読放】アニメにまつわるちょっとした事件を解決する学園青春ミステリ。全体を通じて家族の絆など人情溢れるエピソードが描かれたヒューマンドラマでありながら、個性的なキャラクタが活躍するキャラ小説でもあり、それらのバランスがとても良い作品でした。ジーンとなります。 続きを読む…
ネタバレあり -
星野流人
34いやこれはめちゃめちゃおもしろかったですよ。副題にある通りのストーリーで、アニメがテーマの作品なのですが、そのアニメがキーワードとなってしっかり学園ミステリとして成立してるのがめちゃくちゃおもしろいです。テーマがアニメだからこそ登場する薀蓄などもスッと飲み込みやすく、アニメに関する見聞も広がります。そして何よりアニメーション研究部に在籍するメンバーがことごとく魅力的で、彼らのやり取りを見ているだけでもとても楽しいです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/04/10
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784048937863