あらすじ紹介
『このライトノベルがすごい!2019』(宝島社 刊)文庫部門 総合・新作で史上初ダブル1位を獲得!
第24回電撃小説大賞の中で“一番ぶっとんでいる”と評された、
怒濤の≪銀賞≫受賞作!
すべてを錆つかせ、人類を死の脅威に陥れる《錆び風》の中を駆け抜ける、疾風無頼の「キノコ守り」赤星ビスコ。彼は、師匠を救うための霊薬キノコ《錆喰い》を求め旅をしていた。
美貌の少年医師・ミロを相棒に、波乱の冒険へ飛び出すビスコ。行く手に広がる埼玉鉄砂漠、文明を滅ぼした防衛兵器の遺構にできた街、大蛸の巣くう地下鉄の廃線――。過酷な道中で次々に迫る脅威を、ミロの知恵の閃きと、ビスコ必中のキノコ矢が貫く! しかし、その先には邪悪な県知事の奸計が――。
愛する人を救うため、強弓が撃ち抜く冒険ファンタジー!
みんなのデータ
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328評価する
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231読みたい
みんなからのレビュー
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海猫
163このライトノベルがすごい!での評判を知って手に取る。表紙から熱血系と予測したら、実際そうだった。それよりも独特の異様な世界観に驚く。前半で挿入される地図の効果や珍妙な地名の可笑しさもあって、まるでビスコらとともに異常な日本を旅しているかのよう。世界は異様なのにぶちかますようなアクションシーンが連打されるのも異様な食感。風の谷のナウシカやマッドマックス 怒りのデス・ロードなどをちょっと想起した。しかし後半の相棒活劇的な味わいは独自のもの。ストーリーの緩急が気にはなったが、勢いがあって読ませる。 続きを読む…
ネタバレあり -
bookkeeper
93★★★★☆ 初読。スーパーの野菜コーナーのキノコたち。とても静かで、間違っても武器にしようとは思えません(笑)。"錆"とか"キノコ"とか何言ってるのか分からないし、と読む前はネガティブな印象でしたが、面白い!そしてアツイ! 大災厄を経て生態系の狂った世界で大暴れするキノコ守りビスコと相棒ミロのお話し。ダイナミックに躍動するキノコ、大蟹のアクタガワ、棍術の美女など作者の奔放なイマジネーションと怒涛の展開に一気読みです。死にそうな逆境でも仲間を思いやることのできる彼らは、間違いなくヒーローだ。次も楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
もも
63カバーのかっこよさに惹かれ、思わず購入してしまったのですが、めっちゃ面白かったです!滅んだ世界、なのに地名やキャラクターの名前が馴染みのあるものなのが不思議でした。熱い物語です。熱量が半端ない。かっこよさだけでなく、純粋さも持ち合わせてあるのが良いですね♪ビスコも黒革も執念がすごいなぁ〜^^; 今後これ以上にすごいことが起こってしまうのか…と思うと思わずため息が出ます。終わりかたもとても素敵でした‼︎次巻が楽しみです^ ^ 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
62全てを錆つかせる「錆び風」人類を死の脅威に陥れる世界。師匠を救うため霊薬キノコ「錆喰い」を求め旅をする「キノコ守り」赤星ビスコが少年医師・ミロを相棒に、波乱の冒険へ飛び出す冒険ファンタジー。最初世界観に馴染むのに少し時間が必要でしたが、ミロを相棒に旅に出る少年マンガっぽい展開にはワクワクさせるものがあって、黒革という分かりやすい悪役の存在だったり、師匠のジャビや、パウー、チロルといったキャラたちもよく効いていて、王道の最後まで諦めない痛快な物語は読んでいて楽しかったです。続巻出るようなので期待しています。 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
61パワフルキノコ。セカイ系込みのSFスタイルといった感じ。本来この手の作品は情報過多になりやすいんだけど、しっかりとしつつシンプルな描写でわかりやすくなってるのがよかった。あと、やっぱりキャラがしっかり活きているのがラノベとして重要なんだなと。アクタガワさんカワイイってのはなんかわかるような 続きを読む…
ネタバレあり
みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2018/03/10
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定価715円(本体650円+税)
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ISBN9784048936163
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
ただの弓矢と侮るなかれ。なんと、当てた所からキノコを生やすんだ!
意外な組み合わせだよね。でも、手に汗握る本格バトルものだよ。
キノコが曲者でね。巨大キノコでドカンと建物を吹っ飛ばす豪快さがあるかと思えば、ジャンプ台に使ったり毒を用いたりと応用が効く玄人好みな面もあるんだ。
ビスコは鉄をも裂く力技の豪弓で。ミロは医学とキノコを合わせた搦め手で。
味の違う二人の戦闘は読んでいて楽しくなるよ!
全てを錆びつかせる「錆び風」が日本文明を砂漠化し、今も人々を苦しめています。
そんな環境でも彼ら、キノコ守りのビスコとミロは負けません!
砂漠を駈けるカバ、地下鉄に巣くう大蛸、生きる寺。
力強く暴れる怪物に怯まず互いを信じて矢を放つビスコとミロ。
身近な人の命のために限界を超えて戦う二人のひたむきさに、ハッとさせられます。