あらすじ紹介
「あなたは七日後、刺し殺されてしまいます」"死神"と名乗る美しくも不気味な少女・供花は、そう告げた。ただ、大した目標もなく生きてきた俺は、普段と変わらない生活を送って人生を終えるつもりだった。けれど、俺の最期を見届けようとする供花と共に過ごす内に、彼女に対する特別な感情を覚えるように。けれど初めて「幸せ」を感じた頃には、無情にも最期の瞬間が近づいていて――。達観した青年と無感情な少女の最期を綴る切なくも温かい恋愛物語。
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みんなからのレビュー
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よっち
46死神を名乗る美しい少女・供花に七日後通り魔に刺されて死ぬと予告された大学生の波多野景。それまで生きる意味も目標もなかった彼が、彼女との出会いから徐々に変わってゆく物語。後輩からの告白にも心動かされず、思い残すこともあまりない景が供花に抱いた、最期を迎えるまで共に過ごして欲しいというささやかな願い。そして感情に乏しかった供花が景と共に過ごしていくうちに少しずつ積み重ねてゆく想いと心境の変化。運命が二人の出会いによって大きく変わる中、難しい立ち位置にあった彼ら二人に提示される落とし所は絶妙だったと思いました。 続きを読む…
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もも
42あらすじを見て、これ絶対切ないやつやん…と思いながら購入。こういう作品ならラブコメして切ない雰囲気の中最期を迎えるのかな?と思っていたのですが死神が関わってくると…ねぇ笑 予定調和にならないところが面白かったです♪やっぱりこういった人間から離れた存在が段々人間の感情を知っていくストーリーは良いですね^ ^ でも個人的に供花の笑顔のイラストは一番最後に欲しかったかも(^^; 続きを読む…
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アウル
28タイトル買い。何となく生活し、どこか達観していた青年が自身の最後を告げに来た無感情な死神の少女に恋をする恋愛物語。読んでいる途中でオチはこうかな~と読んでいて妥当な感じで終わると思ったが最後の最後でひっくり返してきたな、しかもハッピーエンドでいい感じに終わっているのが良かった。供花が景に関わっていく内にどんどん人間らしくなり可愛くなっていっていくのが最高だった。これは個人的に当たりだった。 続きを読む…
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さや
24★★★☆☆《Kindle Unlimited》こんばんは、波多野景さん。5月1日の22時50分38秒刺し殺されてしまいます。突然現れた死神と名乗る少女に死の宣告をされるがー…。虚無な毎日を送っていて“死”を告げられても狼狽えず悲しまず、むしろ終わりがわかるからこそ前向きになれる。その気持ちはわからなくもないけど…でも少しも悲しまないものかな。生への執着を欠片でも見せてくれた方が、もっと寄り添った気持ちで読めたと思う。感情丸出しの芳谷が良い味だしてた。 続きを読む…
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た〜
22死神が現れて間もなく死ぬという事実を告げられるという割とベタな基本設定。登場人物は良い意味でテンプレ。序盤空回りにニヤニヤ中盤いい感じに気持ちが通じてきてほっこり。終盤にいい感じに盛り上がってくるけれど、ラストはもう一声欲しいかも。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2018/03/30
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784047349629