あらすじ紹介
人類のほとんどが、なんらかの特殊能力を持つようになった現代。神様からの贈り物という意味を込めて、この能力は『ギフト』と呼ばれている。当然、オレのまわりの人たちも、みんな『ギフト』を持っている。ただ一人の例外、そう、オレを除いて……。
昔はこの現実に悩んだこともあったが、今は別になんとも思っちゃいない。だけど、いるんだな、そんなオレにいらぬ同情をする連中が。たとえば、オレが通う青葉高校の生徒会長とかね。悪気がないのはわかるけど、それってほんとにありがた迷惑ってやつ。だからオレは証明してやらなきゃならない。『ギフト』のない異常な人間のオレでも、オレらしく学校生活を楽しめるってことをね。みんなもこんなオレを応援してくれよな。
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みんなからのレビュー
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アウル
17異能が使えるのが当たり前と言う世界で主人公は逆に希少なNO力者だったが友人達と普通の学校生活を送っていた。そんなある日、生徒会に目をつけられ同情され保護対象となってしまう。それに抗うために立ち上がる主人公達の話。なかなか面白かったな~。幼馴染のつばさや輝夫の能力は微妙だが、性格が好感が持てたな。生徒会長は相手役だから仕方ないとは言えちょいとイラっとする性格だったな。能力ではなく他の面で補い勝利するのは面白い。あと幼馴染のつばさが残念な感じだけども可愛かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
たにやん
11ほとんどの人類が「特殊能力」を持つなか、例外として能力を持たない主人公。とある事情から強力な能力を持つ生徒会とサバイバルフラッグゲームを行うことに・・・。予想外に面白かった。能力を持たない主人公と微妙な能力しか持たない仲間たちが、工夫とアイデアで強力な生徒会のメンバーに勝利していく展開が自分好みでグッド! 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
11ほぼ全ての人間が特殊能力を持つ世界で、例外的に能力を持たない少年が望まぬ保護に叛逆する物語。―――例え当たり前が無くても、持ってるものはある。果たして特殊能力が絡む物語で何の能力も持たない子は、可哀想なのか。そんな事は無い、そんな物無くても、持ってるものがあると声を上げているこの物語は、無能力への一つの解答でもあり、特別を持たなくても、青春は面白いという青春小説でもあるのである。そんな彼の青春は、能力が欠けていてもそれ以上に大切なものがある。だからこそ、この物語は輝いているのだ。 うん、面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
9純粋な善意でも、当人からすればありがた迷惑な時ってあるよね~。人類みな何かしらの能力を持っている世界で、一千万人に一人の割合でいる無能力者、もといNO力者。それでも楽しくやってます! 話聞かなさすぎだろとか思ったけど、なかなか楽しめた。人間生まれ持った能力も大事だけど、努力で身につけた能力も大事。できることを頑張る姿がよかった。 大体、能力無くたって、こんな可愛い幼なじみいるならどう考えても勝ち組だろ! 続きを読む…
ネタバレあり -
タオル
8よくある異能力ものかと思ったら、設定がなかなか面白かった。主人公だけが、なんの能力ももっていないというもの。実は秘めたる能力に目覚めてラスボスを倒すなんてよくあるパターンにならなかったのに好感を覚えた。異能力は出てくるものの、内容はいたってまっすぐな青春小説。非常に楽しめた。ネタバレになるのでハッキリとは書かないが、結末の引きがかなり気になるところ。続編が出たら読みたいかも。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2017/05/10
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784048928892