あらすじ紹介
高校最後の一年と四郎を残し、未来は去った。広美と結ばれた四郎は、彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める。気が置けない友人達や相変わらずの和田、ぎこちなさはありつつも、優しいままの三好。未来だけがいない穏やかな日々を過ごし卒業を迎えた四郎は、独り立ちを前に父からの誘いで一時東京へ戻ることに。これからのことを母や姉達にも伝え、自分の未来へ歩き出した彼に、思いがけない再会の時が訪れる――。待望の、最終幕。
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みんなからのレビュー
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まりも
73未来へ歩き出す最終巻。未来が去り、広美と結ばれた四郎が、将来のことを考え始める話。感無量。性同一性障害という重たいテーマを扱い、打ち切りの危機に会いながらもこれだけの青春物語を描いた森橋先生とNardack先生にはただただ感謝の言葉しか出ません。望んでいた未来とは違っていても、様々な出会いと別れを経て、精一杯に現在を生きる未来と四郎達が辿り着いた明日への第一歩はとても素晴らしく、感慨深いものがありました。こうやって人は少しずつ大人になるんだなぁ。本当この作品に出会えてよかった。一生忘れられない作品です。 続きを読む…
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よっち
67高校最後の一年と四郎を残し去った未来。広美と結ばれた四郎は彼女との将来のため料理を勉強し、広島に留まろうと考え始める第六弾。どこか未来への想いが燻っているようにも感じた四郎でしたけど、想いを通わせる相手ができて共に時を重ねていくといろいろと変わってゆくこともあるんですね。登場人物たちそれぞれのその後も語られて、ずっと音信不通だった未来ともまた再会することができて良かったなと思えました。どういう形にまとまるのか少しだけ不安を感じながら読んでいた本シリーズでしたが、最後まできちんと本の形で読めて良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
55まず、物語を無事完結させてくれて良かったです。 四郎、未来、そしてその他の登場人物がそれぞれ違う道を辿って“未来”へと歩みだす姿が見られて何より。特にラストシーンは印象的でした。 トランスジェンダーという難しい問題をテーマにしているので、この物語がどのような結末を迎えるのか読み始めた時は不安でしたが、終わってみればこれ以上の結末はなかったように思います。このような素敵な物語に出会えて良かったです。 続きを読む…
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かんけー
54とても気になっていた大切な作品が素晴らしいエンドを迎えてくれて(^_^)感激してます♪カラー口絵の広美さんが可愛いすぎる~(^.^)♪「この恋とその未来」ガールズ?(笑)の豪華絢爛さにこりゃ夢か?とww冒頭、クスノキのお客さんとして新田さんと言う人物を登場させ読者を煽る?作者。当然(自分も)やな展開に..?と思うのが作者の思うツボ(^_^;)この伏線は以外な形で回収され事なきを得て?してやられてと。距離を置いていた父親と姉達とのエピソードも楽しく読んだ、まぁ、父親の印象は余り変わらなかった(笑)けど。→ 続きを読む…
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イーダ
52変態だ!ショタコンとロリコンの巣窟だ!という冗談はおいといて、苦い恋愛を乗り越えてそこそこ幸せなエンドというのは、三月七日を彷彿させる。ある意味常識的な着地点になったのはわこの作者らしい。だからつまらないのかというと、決してそんな事は無く、読後感も悪くない。また、主人公と父、姉、親友が、各々の影響で結びあっていくところが良い。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2016/11/28
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定価737円(本体670円+税)
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ISBN9784047343528