
あらすじ紹介
物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた……! かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。
みんなからのレビュー
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スズ
34『僕は友達が少ない』の作者が送る、地味な少女文香が軽小説部でラノベに出会う部活物語。ラノベは一般文芸等の他の小説分野から比較されると下に見られる事もあるかと思いますが、美咲部長が語ったラノベ論は長年ラノベを読んできた人間としては感慨深くなる部分が多く、竹田の「つまらなかった本でも、そこから思考を巡らせる事で得られる物は多くある。要は、『どんな風に読んだか』だ。俺はこれまでつまらないと思った本は腐る程あるけれど、『この本は読む価値がなかった』と思ったことは一度もない」という言葉には強い共感を感じました。 続きを読む…
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☆彗星☆
29物語はラノベを読んだことがない15歳の女の子が、「軽小説部」という謎の部活に入り日常的にラノベと関わっていくお話。あるあるネタからメタ的な感じを交えつつ、物語を回していくのが如何にも妹さえの原型を感じました。少女漫画をあまり読んだことがないのですが、主人公の文香が少女漫画に出てきそうなキャラだなあと勝手に思いながら緩く読んでました。妹さえのあとがきでも感じたんですけど、平坂先生ってロマンチックな部分ブログにてhttps://sui-sei.net/ラノベ部-mf文庫j・平坂-読/ 続きを読む…
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わたー
20★★★★★再読。やっぱり面白いなあ。ラノベ初心者にも熟練者にもオススメな作品。ラノベを題材にしたゆるい部活モノ。はがないの原点とでも言うべき作品で、魅力的なキャラたちの掛け合いを楽しむ、連作短編。キャラたちの言動の裏に作者の思いを垣間見ることもできるし、物語としても面白い。なんでこれが3巻で完結しているのか疑問になるくらいである。 続きを読む…
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METHIE
17今年(2013年)読んだライトノベルの中でもひょっとしたら一番良かった作品。 「駄作でも読む価値の無い作品はない」は完全に同意。 ライトノベルの中でライトノベルに触れている少年少女を描くことで、 読書の素晴らしさや友達のありがたさ、日常の大切さを描いている。 のちにはがないで大ヒットするが作者の言いたいことは一貫している。 続きを読む…
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ツバサ
13ライトノベル部を作るわけにはいかないので、軽小説、軽小説部(ラノベ部とも言う)を文芸部として設立して物語を展開するのは珍しいのではないかと。ラノベに限らず本全般を扱って話が進むので、飽きることなく読めました。色々名言がありましたが、1番は「面白くない読書なあっても、意味のない読書はないからな」ですかね。読んでて本を読み始めた気持ちを思い出せて良かったです。続きが楽しみ 続きを読む…
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みんなのラノベまとめ
製品情報
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レーベル
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発売日2008/09
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784840124294