あらすじ紹介
第21回電撃小説大賞<大賞>受賞作家が贈る、新感覚異世界ファンタジー!
僕は絶対許さない。エイル教の教典『ラズの書』に記された禁忌を冒し『害獣』を治療して回る異端者フィジカを――。
彼女はその可愛い見た目(あくまで見た目だけ!)とは裏腹に、人間の治療を拒否するんだ。薬師なのに! だから僕は、フィジカを必ず捕まえて、改心させてみせる。エイルの教えは絶対なんだから。
……でも、最近フィジカの行いが正しいような気もして……いや、絶対認めない!
コカトリス、サラマンダー、一角獣、人魚……異世界にまつわるモンスターの神秘と医療を描く、新感覚ファンタジー、登場。
みんなからのレビュー
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まりも
44エイル教の禁忌を侵す少女フィジカとエイル教会の新米「角守」アッシュがひょんな事から一緒に旅をする事になる物語。アマガイタローさんのイラストは可愛らしくて良いですね。頭でっかちで教会の教えは絶対な少年アッシュがフィジカと共に旅をしていく中で、教典に書いてある事だけではなく自分自身で善悪の判断が出来るようになる姿や、フィジカとの間に絆が出来ていく過程は中々良かったです。パナキアさんも良い味出してました。派手さは無いけど、心穏やかな気持ちになれる良い作品だったと思います。次巻も出たら読もうかな。 続きを読む…
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よっち
34エイル教の新米角守となったアッシュが、教典に記された禁忌を冒し『害獣』を治療する異端者の薬師フィジカに命を救われ、二人で共に旅するファンタジー。経験不足もあって何事も教典に書いてあることを前提に善悪を判断しがちな頭の堅いアッシュと、そんな彼に呆れながら出会った害獣とされるものたちにきちんと向き合って治療し、もうひとつの真実を突きつけてゆくフィジカ。教えと現実の乖離にどうあるべきか苦悩するアッシュが、危機に陥ったフィジカを救い信頼関係を育んでゆく過程はとても良かったですね。続編出るならまた読んでみたいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
かんけー
29初読み作家さん。世界を滅ぼす害獣?を討つ為旅を続けるアッシュはフィジカと言う「悪い薬師」の少女と出会い?全6編のエピで構成されている。立場が真逆の二人の会話が噛み合わないのが可笑しい♪最初、アッシュの言ってる事に成る程と思うトコも有ったりイラっとしてみたりwフィジカの行動力には舌を巻くけど多少発言に不思議ちゃん??てな印象も。各話のエピソードで言えばユニコーンと人魚の話しが良かったと思う。途中からタマに出てくるパナキアさん、伏線ぽい台詞とか色々言ってるがチョッとちぐはぐ?後半に詰め込み過ぎ?の感あり→ 続きを読む…
ネタバレあり -
中性色
25妖精さんください。というわけで、いわゆる凸凹コンビの珍道中のファンタジー版。章のトップに画があるのは個人的には好き。それと主人公組の塩梅や話の使い方などもうまいかな。ただ、その主人公組以外はあまりフューチャーされなかったのが微妙な所かな。しかし、そう考えると結構なロリババ(ry 続きを読む…
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ラノベの王女様
22前作はパートナーだった蛙を食べるシーンがあると聞き、ほのぼの系じゃないことで手が伸びなかった一方、今回は『アイドル≒ヴァンパイア』のアマガイタロー先生が挿絵を描いてたので購入。キャラの目と口が可愛いんだもの!この作品はRPGファンタジーしか読まないあたしでも楽しめたわ!イラストが作品の特徴を表してるだけあって、世界観重視のファンタジーにありがちなグロシーンや過剰な用語羅列はなし。ジト目ロリ美少女のフィジカと、女々しい(後に女装する)アッシュの、パロネタ混じりの掛け合いが萌え!青年主人公にしなくて正解よ! 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2016/04/09
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定価693円(本体630円+税)
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ISBN9784048658829