あらすじ紹介
貧しいながらもケナゲに生きる高校生・宇佐川鈴音(うさがわりんね)には愛する人がいた。知力、体力、財力、ルックスすべてに完璧な教師――その名は賢木愚龍(さかきぐりゅう)。ある日あるとき鈴音が見た「林檎の夢」をきっかけに、二人は有象無象の輩にその純愛を邪魔されることとなる。それは「蟲」という「個」を持たぬ謎の存在だったり、スプーンで武装(?)した「眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)」なる名の猛き少女だったり――。魑魅魍魎(ちみもうりょう)を相手に二人は生き残れるのか? 未曾有の学園ファンタジー開幕!
みんなからのレビュー
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Yobata
23才色兼備な完璧超人な賢木愚龍は全てを投げ捨て、愛する少女・宇佐川鈴音のいる高校教諭をし日常を送っていた。しかし「蟲」という謎の存在,そして謎の転校生・眼球抉子との出会いにより非日常に巻き込まれ…。タイトルもそうだし,グリコの戦闘手段がスプーンで眼球抉るとそこらへんの強烈さは日日日さんらしさが存分に出てたけど、グロテスクよりシリアスや友情ものの切ない話だったな。過去の臨死体験によってエデンの林檎を齧ってしまい不老不死になってしまった抉子ことグリコと鈴音,そして鈴音を愛する愚龍の物語で、千年もの悠久を→ 続きを読む…
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星野流人
15初日日日。ギャグのような設定ながら、中身はわりとシリアス。聖書に登場する林檎の存在をうまく利用している。視点があちらこちらに飛び飛びになるため感情移入はしにくいのだが、ストーリーはなかなかおもしろい。オチに物足りなさを感じはしたが、まぁ、ハッピーエンドなのでいいかという気になる。グロいという感想が多かったのだが、個人的にはあまりグロさは感じなかった。眼球抉子という名前が全てを物語っているような感じもするので、そういうのは想像するのすら嫌な人は避けた方がいいのかも。 ベストイラストは、37頁の賢木と鈴音。 続きを読む…
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くろり - しろくろりちよ
12<蟲と眼球>シリーズ1冊目。貧乏純情清廉潔白女子高生うさりん閣下こと宇佐川鈴音。文武両道彩色顕微の高校教師、賢木愚龍。オオカミヘアに死んだ目を持つグリコこと眼球抉子。神の命を宿す「リンゴ」を巡った三人と『蟲』の物語。名前はとことんふざけていながらも何を目的として生きるのか、手に入れた命は何のためにあるのか、真摯に問うて来る物語に些か戸惑いを覚えるほど。アンバランスな世界感が癖になりそうなシリーズ。 続きを読む…
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謡遥
12眼球得グリコ、ちがった(そう外れてない?)、眼球抉子のセンスに感服。それにしても、おどろおどろしいのかなんなのか、この作者の作品はやっぱりよくわからなくなる。だがそれが良い! 続きを読む…
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ねね
8再読。1000年を生きる孤独な罪人、眼球抉子ことグリコ。彼女が人間らしさを取り戻していく過程が好きだった。「…見ないで」のシーンは、初読みのときうるっと来たものです。賢木の設定とかは、ふた昔前の少女漫画かよ!って感じなのだけど、結構シリアスでえぐいのよね、このシリーズ。賢木と鈴音の会話が意外にちゃんと本音トークで、鈴音が彼に対して卑屈になったりしない所に好感がもてる。ヘビの語りとかは、ちょびっとメカクシ団のカゲロウデイズを彷彿とさせます。やっぱヘビの裏切りって物語のテーマになるよね。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2005/06
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784840112734