あらすじ紹介
対戦格闘ゲームのブームも今は昔。しかし街のゲームセンターの片隅で、磨きぬいた技術を競い合う者たちがいた。お金にもならない、誉められることもない。それでも闘い続ける格闘ゲーマー。一昔前の名作『ロード・オブ・ファイター』にハマっている浩介もそんな一人。ある日、いきつけの店で腕を磨いていると乱入者に五連敗! しかも相手はその使用キャラ『いずな』にそっくりな少女で――。モニター越しに殴り合って伝えるボーイ・ミーツ・ガール。
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みんなからのレビュー
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しぇん
10ゲームセンターから始まるラブコメですね。ゲームの解説描写や発言と登場人物の心情とか混ざって出てきて読みにくく感じる所があったのが欠点に感じてしまいました。が、作者の格闘ゲームに対する愛情は良く伝わってきました。後、不器用なヒロインに対して本当は何でもこなせる器用な主人公が引きずられて行くところが良いですね。一部完とありますが本当に続くんですかね? 続きを読む…
ネタバレあり -
niz001
9「連射王」の格ゲー版イメージ、脳内ヒガンテは「ハイスコアガール」を思い出す。当時の対戦大会だのスタープレイヤーだのには乗らなかったクチなんで迷ったけど楽しめた。順当に行けば第二部は大会編なんだろうけど、ここできれいに終わった方が。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
6格ゲーというジャンルへの熱は十分あったと思うのだが、引き立て合うための恋愛要素が逆に足枷になってしまっておりどっち付かずという印象を抱いてしまったのが残念。しかし格ゲー黄金時代と呼ばれる世代ならではのものだったことも間違いなく、自分より強い誰かに会いたいという強い気持ちには引き込まれました。節約に節約を重ね、何とか絞り出したお金を筐体に入れる、そんな「たかがゲーム」とは言わせない熱量は良かったです。努力と知識の積み重ね、も正しく。文章や構成の成長に期待します。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
5「理解されないのは構わない。けれど、見下されるのは我慢ならない」この台詞が自分には響きました。あと、自分が理解出来ないものを「たかが」で済ます人にはなりたくないですね。読んで、自分の為になりました。 続きを読む…
ネタバレあり -
2代目フーガ
4自分は格ゲーめっちゃ下手なんだけど格ゲー小説ってジャンルが好きで、特に才能の無駄遣いっぷりへの憧れ、みたいなのがあります。 それでいて今作はメインが恋愛小説だったりするから2度美味しい的な? ガン待ちといいつつ意外と素直な主人公とガン攻めなのに鈍感なヒロインの爆発しろ感と、たった一度の失言ですれ違っちゃうところからの、ドツボっぷり、そして格ゲーで勝たないと帳消しに出来ないんだって思い込むところに若さ感じて微笑ましくなったり。 そしてラストの熱さも素晴らしく、本筋はベタかつよき青春小説でした。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/11/30
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784047308022