あらすじ紹介
なぜ、十文字はエーミールになれなかったのか。事件のスタート地点はいったいどこにあったのか。物語を解明する『役割』は――名探偵にはない。起こるべくして起きた事故を、真の探偵である彼は周回遅れで目撃する。
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みんなからのレビュー
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まりも
37上巻の裏側で何が起きていたのか、全てが明かされる話。うぉおお、めっちゃすげぇ。後味最悪なのに、何故か心が満たされました。語り部が灰賀というのも意外でしたが、それ以上に衝撃的だったのが今回語られる真相ですね。十文字の視点でも十分複雑だったのに、灰賀視点で語られる事件の真相はあまりにも大きく複雑に絡み合い過ぎていて、結末を知っていても物語がどう動くのか全く予想出来ませんでした。その先には破滅が待っていると分かっていても、ページ捲る手止めれんとかこの作品は最高にたちが悪い。次回作も期待してます。 続きを読む…
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ナカショー
26上巻で穴開きだった情報が補完されて全てが明らかになっていく話。殆どが灰賀視点で進んでいき、上巻で謎だった箇所が少しずつ埋められていくのは読んでて興奮しました。上巻で感じたラストの途轍もないバッドエンドから一転、下巻だとサッパリとしたエンドなのが印象的でした。非常に良かったです。こういう作品をまた読んでみたいと思いました。 続きを読む…
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サエズリ割津
23メチャクチャ面白かった。真実は何も変わらず事件の見方を変えただけで、ここまで印象が変わるものなのかと思った。語り部はまさかの灰賀。十文字の側から見ても複雑に絡み合っていた事件が、悪党の側からみるともっと複雑だった。そんな複雑な事件を自分の信念に基づきひたすらに解決を目指す灰賀君の頑張りに青山や黒田も言っていた通り本物の天才の姿を垣間見ました。一番のクソ女が断罪されていない不条理に復讐の本質が見える。背景のないイラストも力が入っていてよかった。次回作もまたかよクソッタレといえる物語を期待します。 続きを読む…
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真白優樹
20事件の真実、裏側を明かす今巻。・・・明かされた真実、それは愚者な悪党達が計画した破滅への物語が予想外の因子により狂い、最悪な方向へと加速、終結してしまったという事。破壊と破滅、不幸を望む愚者達の悪魔な計画に復讐者や悪党は巻き込まれ破滅へと向かう。虚しい張りぼてを被った学び舎に渦巻いていたのは混沌とした感情、その感情が向かう先は破滅。救おうとする手は届かず、悲劇の引き金は無造作に引かれてしまう。悪党に救いはなく闇への道を一直線に進んでいく。・・・止まれていたら、止めれていたら。 救済も、停滞もありはしない。 続きを読む…
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ツバサ
19最高だった。事件の裏側ではこんな複雑な絡みがあったとは。あとは白丁花はやっぱり復讐されて当然、法律じゃ駄目だ。こういう作品が増えてくれと思う。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2015/10/31
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784041036006