あらすじ紹介
総主教が殺された戦勝祝典より十日後。クリスはミネルヴァとお互いに傷ついた身体を看病しながら、自分の烙印の力について改めて考えていた。クリスは今まで戦う理由を誰かに預けてきたが、“ミネルヴァを護るために”と自らの意志を自覚し始める。そんな時、フランチェスカは次の総主教を決める密議へ参加するため、銀卵騎士団をパオラたちに任せ、ジルベルトだけを伴ってプリンキノポリへ戻る。そして現れた次なる敵、王配候ルキウスの攻撃が連合軍を猛追する! 徐々に明かされていく刻印の謎、テュケーの恩寵――世界を揺るがす「神の力」が顕現する緊迫の第5弾登場!
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みんなからのレビュー
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よっち
22北方の帝国アンゴーラが動き始めた中、コンクラーベに赴くフラン不在のまま王配侯ルキウスと対するパオラたち、クルス抹殺を止めるために聖巡を企てるシルヴィアたち。いくつも話が同時進行し、刻印の力が徐々に明らかになっていく中、誰もが苦しく重い展開でした。ミネルヴァとクリスはお互い分かちがたい存在と認識しているのに、引き起こされる惨禍に近くにいない方がいいとか苦悩する状況。大切な想い人を救うテュケーの力が凄まじかったですが、思惑が複雑に入り乱れる中、シルヴィアたち含めどうにか光明を見出せる展開になって欲しいですね。 続きを読む…
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晦夢
5銀卵騎士団の面々はバラバラになってくね。今回はどちらかというとジュリオ側がメイン。少しずつ明かされていく刻印の謎と姉妹の力。 続きを読む…
ネタバレあり -
刻猫
4想いが絡み合って、泥濘に沈んでいくような感覚。神々が目覚めはじめて、真の力が発現する。人の目的と神の目的、クリスとミネルヴァ、ジュリオとシルヴィア、それぞれの辿る道に立ち塞がるものを、越えていけると良い。 続きを読む…
ネタバレあり -
かみかみ
4評価:★★★★ クリスに喰われる未来を予見してしまうミネルヴァと、ミネルヴァを護りたいという意志を強く自覚するクリス。獣の烙印が二人の相容れない葛藤を生み出す。この重量感にどこか切なさを感じるが、同時に惹きつけられる。北のアンゴーラ帝国もこの動乱に参戦。女帝はいわゆるロリババアってやつか。若さの秘訣がえげつない。 続きを読む…
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Mu@仔羊堂(文フリ東京39,け-19)
4嵐の前の静けさ的な巻。世界観のさらなる説明と、いろんな者たちの思惑と、そして第三の勢力の登場。ますます物語が重層的になってきた。王道ファンタジーであると共に戦記物としての面白さもどんどん増してきた。さて、今回はどっちかというとジュリオの巻だった気がする。だってあいかわらずクリスとミネルヴァはぐだぐだだもんなあ(笑)いくつもの出来事が同時進行している中で、物語はどこへ向かっていくのか?ますます楽しみになった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2010/05
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定価638円(本体580円+税)
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ISBN9784840134040