あらすじ紹介
「迎えに来たわ、シャール」 本物のグリンダ=ドイル、ついに降臨――!
みんなからのレビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
91左手首に巻きなおした水晶の腕輪は、未来の君に逢うためのおまじない。聖羅、腕輪の花飾り-アメジストの宝石言葉を知ってる?「真実の愛・誠実」別名・「愛の守護石」と呼ばれる宝石なんだ。聖羅、君のお母さま・雪王妃の生まれた国の物語を話そう。君より年上なのに、君以上に泣き虫の心葉という男の子がいたんだ。彼はね、愛しい先輩-遠子という文学少女との別れに、泣きながら何度もその名を叫んで・・・「僕の恋は、別れたこの時、始まった」と言ったよ。再会を信じて、強くなろう、と覚悟を決めて、狭き門に踏み込んだ-僕・シャールも、→ 続きを読む…
ネタバレあり -
ひめありす@灯れ松明の火
76野村先生の書く男の子は、みんな別れを乗り越える力を持っている。心葉くんも是光も、陸もオーギュストも、竜樹王子も、ギルマーも、そしてもちろんシャールだって!お別れは勿論悲しい、淋しい、悔しい。自分が誰かの為に必死になれたから。もっとしたい事があった。一緒にみたいものがあった。沢山泣いたって構わない。だって大好きなんだから。だけどお別れすることが出来たから、そこから始まる未来がうんと幸福な物であることを信じられる!いつかまた廻り合い、約束が叶うまで、ありったけの感謝と愛をこめて。あなたのこと忘れませんーーー。 続きを読む…
ネタバレあり -
た〜
56グリンダがここまでぶっ壊れていたとは意外だった。前巻までと展開がガラリと少々面食らったが、なかなか良い感じで纏まった。ただ、生真面目王子やヘンタイ騎士、ふたご姫の活躍が少なかったのは残念。社長さん、満を持しての登場。結構予想外な性格。腐女子メイドは最後の活躍?そして聖羅姫は相変わらず無双の可愛らしさを発揮していた 続きを読む…
ネタバレあり -
まりも
53エーレン編完結巻。遂に明かされたグリンダの想いは割とベタなモノでしたが、シャールを変える為に世界を改変させるという発想、行動力は凄まじいものがありますね。まさかここまでスケールがでかくなるとは思わんかった。エーレンでの日々が終わるまでの一連の展開からは、この物語を通してシャールがどれだけ成長し、エーレンの人々にとって大切な存在になったのかが分かって良かったです。シャールとして再びエーレンに戻る為のお別れは寂しいけど、次の最終巻で再会して聖羅とシャールには幸せになって貰いたいですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
51ロマンシア祭に姿を現した本物のグリンダによって明かされる失踪の真実。これまでわりと壮大な目的で動いているお話と思って読んでいたんですが、分かってみたらちょっとだけ意外というか、拍子抜けな理由でしたね(苦笑)正体が明らかになったシャールに対する周囲の人たちの様々な想い。様々な葛藤もあった中、それを乗り越えてあるべきところに落ち着いていく中でのシャールの決断。次巻でいよいよ最終巻ということですが、いい感じの終わりを期待できそうで楽しみです。巻末にまとめられていたこれまでの未収録特典SSもまた嬉しい企画でした。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2015/04/10
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定価671円(本体610円+税)
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ISBN9784047303010