あらすじ紹介
学校からの帰り道、公園でトラバサミに捕まっている鶴を見つけた。
……え、なぜ公園に野生の鶴が? しかも街中なのにトラバサミ!? あまりに不自然な状況に動揺したが、本当に鶴は困っているらしく、「クーゥゥ……」と悲しそうに鳴いている。やっかいごとの匂いがプンプンしたが、とにかく鶴を助けてやった。 するとその日の夜、脚に包帯を巻いた「鶴子」と名乗る美少女が僕の家を訪ねてきて、こう言った。 「ここに泊めてくれませんか?」 ……やっぱりこういう展開なわけ!?
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みんなからのレビュー
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いーたん
26動物愛護がテーマの本作。動物愛護に関しては、なるほどと思わされる部分もあったけど、ラブコメパートはイマイチでした。がしかし、動物愛護や動物が擬人化など発想は良かったと、思います。1巻完結でも充分だけど、次が出るなら『お姉ちゃん』をイラスト付きで登場させてほしいです。 続きを読む…
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中性色
21著者初作品。あらすじや序盤の展開とかは結構コメディ寄りだけど、終盤は結構シリアスの度合いが強めになった感じかな。そのためか、後半は結構重いけど、そのなかに摩耶とのやり取りが、話を緩和してくれる感じでちょうど良かった。強いていうなら、最後の部分は早足な感じまではしなかったけど、ちょっときっかけ作りが強引だったかなと思うくらい。あと、終盤のマスターのシーンがシュールで笑った 続きを読む…
ネタバレあり -
TSUBASA
20トラバサミにかかった鶴を助けた大和。その夜足に怪我をした少女が不審者から匿って欲しいと大和の家を訪れる。鶴田鶴子と名乗る少女は「絶対に覗かないで下さい」と言いおいて部屋に籠る。おとぎ話通りに、そしてあからさまな名前から考えると彼女は鶴で恩返しをしてくれるはずだが…。出オチ感満載な一冊。でも、絶滅危惧種の動物について考えさせられる所もある内容だった。動物が絶滅を食い止めるために草の根的な恩返し活動をしているとして、人間がどれだけ絶滅危惧種の保護を考えるのか。まぁ物語としては可も無く不可も無くといったところ。 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
18帰り道の公園でトラバサミにかかっていた鶴を助けた事から始まるお話です。結構面白い物語だったのではないかと。真っ当な組織に感じた日本報恩協会が絶滅危惧種の絶滅を防ぐ為とは言え結構あこぎな事をやっていたり、そんな中で鶴子の様にやる気をほぼ無くしてニートになっちゃったり、虎子やマスターの様にそれなりに人間社会に順応して生きていたり、罠にかかっている鶴子をネットにうpして文字通り食べてしまおうとする人でなしも居たりと、少し考えさせるお話ではありました。単巻で綺麗に纏められていますが、出来れば次巻も読みたいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
T.Y.
12何故か公園で罠にかかっていた鶴を助けた少年・葛城大和の許に一人の美少女が訪れる。しかし蓋を開けてみると彼女はニートのダメ人間で…。動物報恩譚、絶滅危惧種の保護、人間に化けられる「擬人」となった動物の方の立場、それにラブコメと色々あったが、ありすぎて問題点がぼやけた感は否めない。ツッコミを入れて笑うところがいつの間にか真面目に扱われていたような…馬鹿を真面目にやるにしてももう少し突き抜けて欲しい。動物保護のような問題にしても、安易な解答がないのは分かるが、ファンタジーなればこその切り口がないと物足りない。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2014/11/08
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784048690454