あらすじ紹介
ジオトロンの野心を後ろ楯に、ロシアへと反旗を翻したガルナスタン共和国。陰謀渦巻くその渦中に、達哉たち新生D.O.M.S.も身を投じる。錯綜する戦火の果て、少年たちが見た想像すら出来ぬ破局とは――?
みんなからのレビュー
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芳樹
31中央アジアの小国を舞台にしたお話がロシアと旧ソビエト連邦構成国との戦争に発展という、今のご時世ではこんな展開は絶対描けないだろうな(2014年刊行時もクリミア危機が勃発していたが)…。ロシアと新・旧D.O.M.S.、当該小国ガルナスタンに米国SEALsと様々な勢力と思惑が入り乱れ、この先どうなるか想像もできなくなってきました。敵地に残された達也と菊乃、ミハイロフに囚われたアデリーナの行く末とともに、ちらちら登場していたロニーがクララの義兄という聞き捨てならない情報も出てきて今後の展開が大いに気になります。 続きを読む…
ネタバレあり -
まるぼろ
29ジオ社の支援…という形で独立を果たしたガルナスタンにてロシアの軍事介入が入る前にクーデターにて事態を収集しようとする動きが。その支援を行う形で旧D.O.M.Sに攻勢をかけようとした新生D.O.M.Sだったが…というお話。あとがきにもある通り現実にウクライナがあんな状況下に置かれているので、どう読んでもウクライナの現状とダブって読めてしまうのは否めませんでした。しかしこちらはフィクションらしく些細な出来事の相違の積み重ねでオルカンがああも絶望と狂気に走ってしまったのは悲劇としか…。物語も佳境に、次巻も期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
25クライマックスが近づいてきたな。菊乃のヒロイン力が強まっている感じがするのに達哉はやはりリーナの方にいくんか。現実の世界情勢と結構かぶっていて妙に重い。みんなバラバラとなった達哉達がどのように巻き返すのかな? 続きを読む…
ネタバレあり -
トルコネ
23中盤過ぎるまで戦闘も無く、ちと退屈な印象。今巻では物語はあまり動かないのかなぁなんて不安もあったりしましたが、いやいや、結果的に十分動きましたね……旗色の悪い方に。まさか○○が撃墜されてしまうとは!今回のエピソード自体は政治色が強く、実際の世界情勢とも重なり、少し暗めで難解、あまり娯楽性が高いとは言えませんが、この巻と次巻予定の過去話で期待や鬱屈を溜めて溜めて、最終決戦に一気にカタルシスを得てくれということなのかもしれませんね。続きが待ち遠しすぎる! 続きを読む…
ネタバレあり -
星野流人
20旧ソ連のガルナスタン共和国を新たな舞台とし、物語もいよいよクライマックスに突入してきた感があります。序盤こそ共和国への入国で悶着があったり、菊乃とイチャついたり、共和国側の主要人物であるソラヤやオルカンらと交流したりと和やかなムードでした。しかし一度戦闘が始まれば一気にあちこちの陣営からきな臭さが噴出してきて、ハードな物語に早変わり。反乱、そして戦争という避けられがちな難しいテーマを、真っ向からライトノベルに落とし込んでいるのは好感が持てます。新生D.O.M.S.は次なる困難にどう立ち向かうのか…… 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2014/08/25
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定価660円(本体600円+税)
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ISBN9784040702797
関連サイト
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公式サイト