「初めて一人暮らしをした、気ままでワクワクドキドキした日々を思い出す──GWに読んでほしい、とっておきの異世界スローライフものをご紹介します

『忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい 1』

まさに新生活がスタートしたばかりの春にふさわしい、そんな物語をご紹介します。転生者が少女となって異世界でスローライフに挑む姿を描いたファンタジー忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい 1(MFブックス)。このたび2巻が発売されることを記念し、まだ本作を読んだことがない方に向けて、その魅力をお伝えします。GWにぜひ読んでいただきたい、オススメの一冊です。

こんな言葉にピンときた方にオススメです

町外れの屋敷で一人ぼっちのスローライフ
辺境の町とその町外れの森にひっそりと建つ屋敷が物語の舞台です。主人公は貴族の家に生まれながら、父の後妻となった女性の策略により侍女すらいない一人きりの状態で森の中の屋敷に住む羽目に。頼る大人もいない中で彼女はどうやって生活していくのでしょう?

チートではなく転生前につちかった確かな知性で異世界を生き抜く!
主人公は転生者である7歳の少女。チートな能力もありませんが、転生前につちかった大人の品性や知性で困難を乗り越えていきます。

不思議な魔道具や魔法の数々
日常生活を助ける魔道具や魔力などが存在する世界です。主人公が住むのは研究好きだったという前住人が遺した謎の道具や資料だらけの屋敷。どんな効力を持つのかわからないものも多く、それらを仮説と実験を繰り返すことで少しずつ明らかにしていきます。

キミラノ的イチ押しポイント

貴族令嬢として生まれたものの、後妻の策略により、本家からの支援もなく、わずか7歳で一人暮らしを余儀なくされた主人公の少女。そんな「忘れられた令嬢」が住むことになったのは、かつて風変わりな人物が暮らしていたという、森の中にある不思議なお屋敷でした。

主人公は転生者とはいえチートな能力など持ち合わせてはいません。そんな彼女が生きていくために前の住人が遺した珍奇な道具や不思議な畑などを利用しながら、スローライフを送る──というお話です。

異世界転生モノの読み方として、自分を主人公に置き換えてその世界を楽しむ……という方法があるかと思いますが、本作もそんな読み方をオススメしたい作品の一つ。

主人公が住むのは謎に満ち溢れた不思議な屋敷。解き明かすべきことはたくさんあります。そのための時間も十分にあります。屋敷で採取可能な薬草を売ったお金で、当面の生活に困ることもありません。しかも仕事や学校なんてものに煩わされることもなければ、意に沿わない人間関係に悩まされることもない。そんな夢のような舞台で暮らせるとしたら──。

あなたの代わりにこの物語の主人公フェリシアがその夢を叶えてくれます。このGW、彼女と一緒に夢の異世界スローライフを過ごすのはいかがでしょうか。

『忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい 1』より

ざっくり言うとこんな作品です

1)転生者の貴族令嬢が突然、ひとり暮らしに。なにもかもを手探りではじめていく、不安と期待の新生活にドキドキ!

2)森の中に建つ大きな屋敷は、前の住人が残した不思議な資料だらけ。魔道具や書物を調べていくほどに、驚くべき新発見が……?

3)元軍馬のオニキスや、森で助けたオオカミたちなど、孤独な生活も少しずつ賑やかに。町での交流で、新たな出会いの一幕も!

こんなキャラが登場!

『忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい 1』より

▼フェリシア・ラビウス
ラビウス公爵家の六女。実は転生者でもあり、元冒険者だった母からは、訓練と勉強の英才教育を施されていた。母の死後は、辺境の屋敷でひとり暮らしすることに。

▼ティナ
辺境の町にあるギルドの受付嬢。フェリシアのような子どもが相手でも、丁寧に対応してくれる真面目な人物。フェリシアの身の上を知ってからは、彼女を優しく見守っている。

▼オニキス
フェリシアが、町の貸馬屋から買い取り、新たな家族として迎え入れた馬。元は軍馬で、人の言葉がわかるほど賢く、乗っていた兵士をかばって負った傷で、引退した経歴を持つ。

あらすじ

ラビウス侯爵家の令嬢フェリシアは、父の再婚に伴って、まだ七歳にもかかわらず家を出ることになる。
新たに暮らすことになったのは、領地の辺境にある、森の中の屋敷。しかし、彼女が屋敷に到着してしばらくしても、侍女も誰もやってこない。冒険者ギルドを通じて侯爵家に問い合わせると、「もう面倒を見ないから、あとは勝手に生きろ」という返答が届く。フェリシアは、自分が一人屋敷で忘れられる運命にあることを知る。
ただ、彼女が暮らし始めた森の中の屋敷は、とても変わったものだった。何代か前の侯爵家当主の弟が住んでいたというそこには、自作らしき魔道具やおかしな畑、気になる地下室も。彼女は心機一転、謎の屋敷で、気ままな一人暮らしを満喫することにする。

目次

プロローグ

第一章 新天地へ
 閑話 裏側
第二章 新生活の始まり
 閑話 ギルドの対応
第三章 森への進出
 閑話 王都にて
第四章 森の中の騒動と出会い
 閑話 辺境の町の溢れ対策
第五章 隠されていたもの

書誌情報

『忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい 1』

『忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい1』

著者 はぐれうさぎ イラスト potg
定価: 1,430円 (本体1,300円+税)
発売日:2024年10月25日
判型:B6判
ページ数:324
ISBN:9784046840226

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