Yoshioka Tsuyoshi
吉岡 剛
著者:井上堅二
イラスト:葉賀ユイ
ラノベの新刊が何も出ていなくて、何となく書棚を見ていた時、ふとタイトルが気になり手に取った作品。一巻の冒頭数ページを読んだ時に、小説を読んで初めて声を出して笑ってしまいました。書店で。恥ずかしくなって思わず手に取っていた一巻を持ちそのままレジへ。家に帰って周りの目がなくなると、爆笑しながら読んでいました。当時、文章でこんなに人を笑わせることが出来るものなのかと、衝撃と感心と尊敬の念を抱いたことを思い出します。その想いは今も変わっておらず、むしろ自分で小説を書き始めた今では、その想いは強くなっているかもしれません。あれだけ次の巻が出るのが待ち遠しかった本は、今も昔もこの作品以外に無いですね。
自分は小説家になろう出身のWEB小説家ですが、書籍化の打診がファミ通文庫から来た時「バカテスのレーベルだ!」と、ちょっと興奮したのは内緒です。今、自分の作品がファミ通文庫の代表作品として「バカテス」と同じように扱われているのが、光栄であり恐縮でもあり、複雑な心境です。超嬉しいんですけどね。
吉岡 剛 (よしおか つよし)
ライトノベル作家。代表作はファミ通文庫『賢者の孫』。元々は声優とかナレーターを目指していたので、小説家として活動している現状が不思議でしょうがない。なんでこうなった? |