
あらすじ紹介
「いるんでしょう、ワタリ。出てきてくれないの?」
環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の地を探し、ある星に降りたワタリとリドリー。良好な環境に反して、人々は暗い顔をしている。宇宙から来た異星人が「女王」として暴虐の限りを尽くしているというのだ。現れた女王は、地球の実験施設でワタリと友達だったと言い出して――。
地球人との再会、宇宙で会った星人との再会、そして新たな星や人々とも出会いながら、ワタリとリドリーはまだふたりぼっち。少女たちの星間旅行は、今日も平和に続いている。
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みんなからのレビュー
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よっち
22ワタリとリドリーは今日もふたりぼっち。地球に代わる安住の地を探す少女たちが、今回も星間旅行の行く先々で様々な人々と出会う第3弾。地球人の人形を作った理由、暴虐の限りを尽くす女王の思わぬ正体と、そんな彼女でも救いたいワタリ。作家を目指したワタリの思わぬ結末、宇宙を漂う円盤に記録されていたもの、宇宙人から攻撃された宇宙船、神が眠るピラミッド、生まれる子どもの真相、悪口が禁じられた星、絶対に見つからない星を探す少女型ロボット。高校時代に出会ったワタリとリドリーの成長を感じる一方で、最後のオチには驚かされました。 続きを読む…
ネタバレあり
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真白優樹
12星々を引き続きめぐる中、ワタリのかつての友達、ルナがとある星の女王として姿を現す今巻。―――救い、求めて流離う先に、待つは再会新たな出会い。 初めての中編、ルナを助ける為に奔走したり、ワタリの書いた小説が褒められたり。かつて廻った星を再訪したり新たな出会いも経たりしながら宇宙を流離う巻であり、二人の少しずつの成長も描かれる巻である。探しているのは、あるかも分からぬいわば虚の星。それでも探す、と決意しまだまだ旅は続く。果たしてこの先、どんな星が二人を待っているのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…
ネタバレあり
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椎名
7ただの人間には興味ありませんのパロディの落とし方はこれしかないよなと笑顔になってしまった。ラストは流石にそういうオチだと思いつつ不穏でドキリとさせられてしまった、ワタリの小説が上手くなっている……。 続きを読む…
ネタバレあり
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リク@ぼっち党員
7軽く読めるけど、内容はずっしりしてるのがこの作品の魅力だなぁと改めて思った。蝕、涙は純粋に面白かったし、産は後を引く読了感。読も読書をする身として感じ入るものがあった。誰か一人にでも肯定されるって大切だよなぁ。あと個人的には皮がめっちゃ好き。本当に最高の星だよ。旅を通してワタリもリドリーも成長していってるのがわかるのも良い。人情の部分もそうだけど、特にワタリの小説の腕前は成長著しい。読んでて普通にゾクッとしたよ。色んな経験を積めてることの証拠だし、夢オチってこと!?にならずにずっと続いてほしい。 続きを読む…
ネタバレあり
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とってぃー
6ワタリの小説がだんだん面白くなってるのが好き。 短編なので多くは語らん。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2025/03/07
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定価990円(本体900円+税)
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ISBN9784049161069