発見する
あらすじ紹介
戦争で両親を失って、敵対する侯爵家へ形だけの「白い結婚」で嫁いだクロエ。
虜囚同然の五年を終えた彼女を迎えたのは、氷に閉ざされた辺境の主・セオドアだった。
幼い頃に慕った「初恋のお兄さま」そのままの優しさに、ぼろぼろのクロエの心は救われていく。
そんな時、離縁したはずの侯爵家の手が迫り!?
「あの時、駆け出して君を攫いたかった」
叶わなかった運命を再び手繰り寄せるために――再会シンデレラ・ロマンス！
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みんなからのレビュー
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ラナンキュラス
45侯爵令嬢ヒロインは戦争が始まったのをきっかけに両親を亡くし、仕方なく敵対していた家に期間限定の白い結婚で嫁ぐことに。5年が過ぎ離婚が成立したヒロインは初恋の人である辺境伯ヒーローと再会するが。こういうお話好き好き。最初が幸せだっただけにヒロインが辛い立場に陥ってしまったのが悲しくて。でもヒーロー再会後はとても大切にされ人々と温かな交流をする様子が描かれていたのでホッとしたよ。ヒロインを守る為に実は陰で動いていたヒーローや兄、執事が頼もしかったし、元気を取り戻したヒロインが強くなっていったのも良かった。→ 続きを読む…
ネタバレあり -
ラムレーズン
20ヒロインは両親を亡くし兄は宮廷へ数年行かなければならず、魔力が多い家系だからとあちこちで子供を産むことを宮廷に期待されたため、敵対する侯爵家へ家の財産を譲る代わりに5年間白い結婚をする約束で嫁ぐ。遊び呆ける夫の代わりに義両親を介護したり領地を治め、ようやく自由の身になって初恋の人の元へ。元夫への報復もあるけど全体に穏やかな話。主人公二人が常に相手を思いやっていて謙虚で誠実だからかな。ゆったり静かな展開なのでそんなに糖度は高くないんだけど落ち着いて読めた。面白かった！ 続きを読む…
ネタバレあり -
ころころ
17侯爵令嬢ヒロインは幼い時、度々領地を訪れる辺境伯令息セオドアを兄のように慕い、将来結婚することを夢見ていた。しかし両親が亡くなり侯爵家当主と期間限定の"白い結婚"をすることに。五年後、晴れて自由の身になった彼女は暫くセオドアの元で過ごすことになり…。面白かった！正統派ロマンスもので、幼い頃から想い合っているけど紆余曲折あり再会した時には立場が変わっている。白い結婚だったとはいえ今の自分は彼は相応しくないと想いを封印するヒロインと彼女を守れず苦しみを強いてしまったことを後悔し、彼女の幸せだけを願うヒーロー。 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
9両親を亡くしたため、兄ノエルが一計を案じ、敵対する侯爵家へ形ばかりの「白い結婚」で嫁いだ侯爵令嬢クロエ。5年の期間を終え、離縁した彼女は「初恋のお兄さま」だった辺境伯セオドアの元に身を寄せることになり…というシンデレラロマンス。セオドア、ノエル、彼女に付き従った元家令サイモンの三人のクロエへの愛の熱量が凄い。クロエが嫁ぎ先で潰れなかったことが最大の奇跡ではあるのだが、そんな傷ついた彼女を包み込むように癒す辺境伯家での生活はゆったりとして心地よい。先代からの悪縁を断ち切ったラストは多幸感あふれるものだった。 続きを読む…
ネタバレあり -
bulbul
9幸せな少女時代が一転、戦争が起こり両親が亡くなり、魔術師の兄は徴兵され幼なじみは敵国の王女と婚約。そしてクロエは結婚を強いられ嫁ぎ先に虐げられる。救いのない辛い境遇に折れなかったクロエが芯のある暖かな女性なので心から応援したくなる。運命に巻き込まれた兄や元婚約者、執事の｢クロエを守りたい｣数々の行動に胸を打たれた。特に兄はクロエ以上に過酷だったろうに妹を想う献身に泣ける。セオドアの控えめで強い愛情にも癒された。面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/06/01
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定価770円（本体700円＋税）
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ISBN9784041136539
パートナーのおすすめレビュー（宣伝）
一度は諦めた幸せな生活。救ってくれたのは初恋の人でした
しかし蜂蜜のような甘い日々も、数年後の戦によって幕を下ろします。彼女は家を守るため、敵対する侯爵家へ嫁ぐことになったのです！ 契約結婚だからと、侯爵家では奴隷同然の扱い。みすぼらしい服のまま一切の口答えは許されず、食事も満足に貰えず……なんと哀れな運命なのでしょう！
そして五年の契約期間後、彼女は新しい住処に移ります。そこはなんと、辺境伯領！ 領主になったセオドアは、ずっと彼女を想い続けていたのです！ 運命的な二人の再会は、まさにシンデレラ・ロマンス！
そこからも彼は彼女に、色あせない愛を注ぎます。ドレスを送り、温かい食事を食べさせ、幸せになって欲しいと優しく微笑むのです！ 実は影では「彼女を苦しませるものは一つ残らず排除する」と冷酷な面も持ち合わせていますが…そんな様子はクロエには見せず、昔と変わらず穏やかに、そしてひたすらに尽くしているのです♪ これだけ溺愛されては、彼女が不幸になるヒマなどありませんよね☆
みんな一生懸命なクロエのことを好きになっちゃうよ!!
セオドアの養子・マリアロゼは、元気な女の子。家庭教師になったクロエが大好きで「これは何？」って質問攻めだよ！ 勉強はもちろん、レディの流儀だって教わるんだ。お姫様になりきって「うれしくぞんじます」なんてたどたどしく言うから、微笑ましくなるんだよね♪
だけど同じ養子の少年・ルカは、彼女のことを歓迎していないみたい？ 実は、セオドアと結婚したい令嬢がずっと後を絶たなくて、嫌がらせをされていたんだって…。セオドアを守りたい一心で、彼女を警戒するのも無理はないよね。
それでも彼女は、嫌われたってへこたれないんだ。彼の学ぶ魔石工学のアドバイスをしたり、図書館で本探しを手伝ってあげるんだよ！ だんだんと心を開いた彼も「クロエ先生」って呼んで、最終的には「もっとセオドアと仲良くして欲しい」とまで伝えるんだから、すごい心の変わりようだよ！
他にも、敵対する侯爵家でもずっと使用人でいてくれたサイモンや、彼女の幸福を願って魔術師として戦い続けた実の兄・ノエル。共通してるのは、みんな彼女が大好きってこと！ 一生懸命なクロエだからこそ、彼女を助けたくなるんだろうな♪