あらすじ紹介
「次にくるライトノベル大賞2022」【文庫部門第2位】【男性読者投票1位】獲得の話題作、第2巻!!
無双の男騎士の次なる使命は、愛を知らぬ冷血女王の心を斬ること!?
現代日本から男女の貞操観念が真逆の異世界へ転生し、その世界では珍しい男騎士となった辺境領主ファウスト。
彼は第二王女ヴァリエールの初陣を成功させ、反逆者カロリーヌの遺児マルティナを自らの誉れのために助命嘆願し引き取った。
ポリドロ領に帰還し穏やかな日々を送るファウストだったが、またも王都に呼び出され、今度は隣国ヴィレンドルフへ和平交渉の使者として赴くことに。
リーゼンロッテ女王から、和平交渉の成否は「冷血女王」――ヴィレンドルフのカタリナ女王の心を斬れるかどうかにかかってると助言を受けるが……?
貞操が逆転した世界で“誉れ”を貫く男騎士の英雄戦記、待望の第二幕!!
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みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
18自国はあれだけ貢献したのに嫁を手配してくれなかったから、隣国の女王と婚約??それに焦った自国では第二王女が嫁候補になる、、その後のIF世界では、、ケダモノじゃ!!ww 続きを読む…
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まっさん
18★★★★☆ 相変わらず面白い。 物語はヴィレンドルフの英雄・レッケンベルを討ち取った英雄として彼の国への和平交渉へと赴くファウストが、冷血女王として名を馳せるヴィレンドルフのカタリナ女王の心を斬る為に苦心するお話でした。 web版ではこのエピソードまで読んでいるので展開を知っていましたが、それでも十分満足出来る面白さでしたね。貞操逆転世界で異端者として扱われながらも英雄として認められていくファウストが、敵国であるヴィレンドルフでは傾国の美男子として扱われる、貞操逆転世界の中でも更に美的感覚が180度異→ 続きを読む…
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のれん
13今作の文章は個人的に好きと嫌いな部分がハッキリ分かれる。現代人目線と異世界騎士目線を混合する主人公視点の地の文は読みにくい。また説明に関しては、要約しようとして、現地の王侯貴族さえも口調が軽く思えてしまう。 一方で酒場や凱旋での英雄譚、愛を知らぬ女王に聞かせる愛の語りなんかは中世騎士道文学のようで、凄く良い。 恐らく、この英雄譚の語りこそ作者が力を入れてあり、読者にも好悪が二分される所だろう。 私は大好きなので、この1点のみで良き読書になる。戦闘シーンはほぼない今回の方が騎士してたのも好き。 続きを読む…
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八岐
10★★★★☆ 今回、儀式的な決闘はあれど本格的な戦闘シーンは全く無いんですよね。主人公が超絶的な戦闘能力を誇る超人であるにも関わらず。でもだからこそ、この巻の最も盛り上がる場面が感情を理解せぬ異国の女王に親子の愛の何たるかを語りかけるシーンであった事が象徴的に映る。これはかつて彼が戦場で討ち取ったある国家的英雄の葬送の物語。そして不器用に子を愛した母たちの物語であり、残された子らが母の愛を振り返り理解し噛み締め己に刻む物語だ。レッケンベル、話が進むほどに死んだのが取り返しのつかない大英雄だとわかるんだよなあ 続きを読む…
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真白優樹
10隣国であるヴィレンドルフへ和平交渉に向かう中、女王から冷酷な女王の心を斬れと言われる今巻。―――溶けぬ心を切り裂くのは、確かに今伝わる愛という剣。 ファウストのような人物こそが美徳と持て囃される国でわちゃわちゃしながらも、冷血女王と呼ばれるカタリナに向き合う巻であり、同じ痛みと誉、愛を知るからこそのファウストの言葉が重く沁みる、より面白さが深まる巻である。彼の種を条件に和平を引き出すも、遠き地に芽生えるのは不穏の種。まだまだ世界には不穏ばかりな中、ファウストの次の戦いとは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/03/25
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784824004390