現実でラブコメできないとだれが決めた? 4
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現実でラブコメできないとだれが決めた? 4

だれも予想しない結末で、生徒会選挙は幕を閉じた。混乱する耕平の前に“メインヒロイン“が姿をあらわす。彼女の口から語られるのは、かつてあった “現実“の話。清里芽衣という一人の少女の、過去と現在の話。
初鹿野創 (著) / 椎名 くろ (イラスト)
シリーズ:現実でラブコメできないとだれが決めた?(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

これは、彼女が彼女になる前の話--。

激動の生徒会選挙は、だれも予想しない結末で幕を閉じた。
「こんなはずじゃなかった」耕平は混乱し、後悔し、それでもみなの想いが、成し遂げたい理想があるから、次の策を必死に考える。だが彼の前に、“メインヒロイン“が姿をあらわす。
「こんな現実でも――認めるしか、ないんだよ」彼女の口から語られるのは、かつてあった、そしてこれから起こるであろう“現実“の話。――清里芽衣という一人の少女の、過去と現在の話。
『実現するラブコメ』は、現実の大きな壁に阻まれる。

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みんなからのレビュー

  • 芳樹

    芽依の振る舞いの理由。彼女の過去に何があったかが一巻まるごとかけて明らかになる今回で、理想と現実のギャップをまざまざと見せつけられた思いがしました。飛び抜けて優秀な一人はそれを理解しない大多数によって引きずり下ろされる。ままならないものです。芽依の告白と現実に打ちのめされた耕平ですが、ここで折れるような情熱ではないでしょう。状況をひっくり返すために彼が打つ手は何か。今回ほぼ出番のなかった彩乃の動向とともに、今後の展開が大いに気になるラストシーンでした。続きが楽しみです。 続きを読む…

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  • オセロ

    芽衣が何故“普通”に拘るのか、そのルーツに迫る今巻。 基本的には想像通りの内容でしたが、いざ読んでみるとやはり辛いですね。それもうまくいってたものが、人の悪意に歪められたと思うと胸が締め付けられる思いでした。 ただ、芽衣も耕平も周りに自分の理想を押し付ける形になっているのは同じですが、芽衣は“他人の為”に動いているのに対して、耕平がしていることは“自分の為”なので、個人的には“似て非なるもの”と思ったのですが、その辺りはどうなんでしょうね。何にせよ突き付けられた現実に耕平がどう立ち向かうのか楽しみです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • よっち

    誰もが予想しない結末で幕を閉じた激動の生徒会選挙。混乱して後悔し、それでも成し遂げたい理想があるから次の策を必死に考える耕平は。だが彼の前に、メインヒロインが姿を現す第四弾。芽衣の口から語られる中学時代の痛恨のエピソード。そこから明らかになってくる清里芽衣を形作った過去と決意。今回は彼女の過去エピ回で思ってもみなかった重い現実を耕平に突きつけましたけど、だからこそここから耕平が立ち直れるのか、彩乃はどうするのか、そして塩野先輩や生徒会選挙はどうなるのか、いろいろと苦しい状況ですけど乗り越えてほしいですね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • わゆ

    本作の「メインヒロイン」・芽衣が、恐ろしいまでに“普通”の現実を実現しようとする、その過去が詳らかに描かれる。それは主人公の現在ともリンクするような内容で、彼女の過去が主人公の未来なのかと錯覚してしまう。最初から不穏度MAXな状態で芽衣の中学3年生の夏休み、文化祭が描かれる。いわゆる本作のラスボス誕生までの話となるわけで、当然読んでいて胸が痛むような、目を覆いたくなるような感覚に襲われた。しかしながら読み終えた後は、彼女が彼女たる理由が、主人公の前に立ち塞がる理由が、非常に腑に落ちた。非常に面白かった。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 日坂愛衣

    ”メインヒロイン”回はまさかのまる一巻の過去編、やはり現実の壁が高い(苦笑い)。3巻を読んだ後、なんとなく清里芽衣が大変な過去を持つのは予想できる。でも過去の彼女は予想以上に理想的で努力家でマジ天使、彼女は自分の精一杯で最高の仲間と最高の青春を過ごした、皆の笑顔のために自己犠牲をした、そして最悪の結末を招く、実は悪い人は誰もいないと思う、皆はただ”普通”の人でいられたい、それが皆を傷つくのは本当に残酷。そしてそれを経験した彼女は耕平に言ったことや耕平がした選択も全てが”正しい”と思う、でもやはり心痛い。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2021/09/17
  • 定価
    726円(本体660円+税)
  • ISBN
    9784094530285

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