竜と祭礼 魔法杖職人の見地から
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竜と祭礼 魔法杖職人の見地から

魔法杖と、消えた竜。その心臓を探し出せ。
筑紫一明 (著者) / Enji (イラストレーター)
シリーズ:「竜と祭礼」シリーズ(GA文庫)

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あらすじ紹介

「この杖、直してもらいます!」
半人前の魔法杖職人であるイクスは、師の遺言により、ユーイという少女の杖を修理することになる。
魔法の杖は、持ち主に合わせて作られるため千差万別。とくに伝説の職人であった師匠が手がけたユーイの杖は特別で、見たこともない材料で作られていた。
未知の素材に悪戦苦闘するイクスだったが、ユーイや姉弟子のモルナたちの助けを借り、なんとか破損していた芯材の特定に成功する。それは、竜の心臓。しかし、この世界で、竜は1000年以上前に絶滅していた――。
定められた修理期限は夏の終わりまで。一本の杖をめぐり、失われた竜を求める物語が始まる。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • スズ

    偉大な杖職人ムンジルの最後の弟子イクスは、東方民族の少女ユーイから、壊れたムンジルの遺作の杖を夏が終わるまでに修理してほしいと依頼される。杖の芯材が竜の心臓である事を突き止めるが、竜は千年以上前に絶滅した伝説上の存在で…。魔法を題材にした作品は数あれど、その道具である杖に焦点を当てた作品は物珍しく、世界観も丁寧に作り込まれており、様々証拠を集めて隠された真実を掘り起こしていく展開とユーイの秘密が明かされていく様子が面白い。宗教に伝説に失われた祭り等、どこか狼と香辛料を彷彿とさせる正統派ファンタジーです。 続きを読む…

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  • よっち

    師の遺言により少女ユーイの杖を修理することになった、半人前の魔法杖職人・イクス。姉弟子たちの助けも借りてどうにか破損していた芯材を特定した彼が、1000年以上前に絶滅した竜の心臓を求めて旅する物語。夏の終わりまでを期限とした竜の伝承を求めての探索、ユーイが抱える過去と杖が壊れた理由、明らかになってゆく竜が絶滅した真相。戦えない二人が主人公であるがために、派手な展開とは無縁でインパクトには欠けますが、しっかりとした世界観の中で動く登場人物の描写は繊細で、明かされた真実とその結末は心に響くものがありました。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • まるぼろ

    有名な魔法杖職人であったムンジルに育てられ、また最後の弟子となった半人前の魔法杖職人のイクスが、ムンジルに杖の修復を依頼しようと村を訪れたユーイと言う少女と出会う所から始まるお話です。杖の修復と言うシンプルな目的な作品ですが、その目的に集中しているためかとても面白く読めました。また、龍の心臓の謎やユーイとトマ、ダン、ロザリアとの関係にユーイの杖が破損した真相などなど…、派手な所は無いものの素直に良い作品だと思いました。おそらく続きは無いかと思いますが、続刊するようならば是非読んでみたいです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    半人前の魔法杖職人見習の青年が、師匠が遺した杖の修理を留学生の少女から依頼され、芯材である竜の心臓を探し奔走する物語。―――さぁ探そう、かつて滅んだ筈の御伽噺を。伝承の中の伝説、竜。今も存命なのか定かではない存在を探し手掛かりを探し、謎を解く。美麗なイラストが彩る地に足のついた堅実で王道のファンタジーな物語であり、丁寧に世界を描写し圧倒的な筆致で描き出している事もありまるで一つの大作の御伽噺を読んでいるような気になるかもしれぬ、ファンタジー好きな方には是非お勧めしたい物語である。 勿論次巻も楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • みやしん

    今時のラノベとは思えない程、高尚な世界観のハイファンタジー。喪われし竜の祭礼と習俗が静かに綴られる。惜しむらくは全体的にハデな山場こそ控え目なものの情景描写そのものは弱く、1・2ページ捲ったら話題も主役達以外の登場人物の出番も総入れ換えされている点。だからこそ斯様に集中力の要される読書。 続きを読む…

    ネタバレあり
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みんなのラノベまとめ

  • 自分的2020年ベストタイトル
    Tが作成したまとめ自分的2020年ベストタイトルで紹介されています。
    2

製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2020/01/14
  • 定価
    671円(本体610円+税)
  • ISBN
    9784815603960

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