HOT!キミラノのイチオシ!
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「わたしが一緒。だから、楽勝」
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ディアナ異能と頭脳を駆使したバトルは予測不能!
記された異能を現実に行使できるカード、“スペル&ライフズ”。それを使う駿たちはプレイヤーと呼ばれ、人工島『色藤島』を舞台に異能を駆使した戦いを繰り広げているッス!
ファイヤーボールなどの呪文を放つスペル、ゾンビや恐竜を召喚して使役するライフなど様々なカードを駆使して相手を戦闘不能にするのが基本的な勝利条件なんスが、単純に強いカードで力押しすれば勝てるほど甘くはないッス。一日に使用できるカード数には上限があるので、切り札を切るタイミングや、逆に相手がそれを発動するのをいかに防ぐのかが重要になるわけッス! 互いの心理を読み合う頭脳バトルは、一筋縄ではいかないというわけッスね!
戦いではカードに頼るだけでなく、相手を嵌めるための策も重要ッス。その中には「特定のカードが発動できない空間」に「既に発動した状態のカードを持ち込み、効果を使う」といった、ルールの穴をつくことも。現実のカードゲームでもこれと似た戦法はよく見られるから、プレイ経験のある人なら、きっとニヤリとできるッスね! 異能と頭脳を駆使したバトルは予測不能! 勝利のために駿が次に打つ手は何なのか? 気になって仕方がないッス!
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少女たちが強いられたのは〈道具〉として、――ただ歌うこと。
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つむぎ少女達は戦争の「道具」。そんな理不尽な世界にふたりで立ち向かいます!!
隕石によって荒廃した地球。資源も領土も足りない世界で、少女達は戦争の道具――「アイドル」として戦いを強いられています。彼女達はステージの上で歌って踊りますが、私達のいる世界と違うのは、歌やダンスの勝敗が国々の戦争の代わりになっていること。勝った「アイドル」の所属する国が、負けた「アイドル」の国の領土や資源を奪うのです。
本来、憧れの存在の「アイドル」が、国家の運命を無理やり背負わされて、笑顔も無く人形のように踊る。しかも、負けた「アイドル」を待つのは残酷な結末……。彼女達がステージに立つときの重圧や恐怖を想像したら……私も足が震えてしまいそうです。現実世界との「アイドル」イメージとギャップがあればあるほど、受ける衝撃も大きい世界観なんですよ。
そんな残酷な世界に立ち向かおうとしたのが、ふたりの「アイドル」、レインさんとハナさんです!
笑顔いっぱいのステージを観客に届けることで、「アイドル」を戦争の道具から「みんなに愛される存在」に変えるために。ふたりは自分達の国を捨て、単独の「アイドル」として戦いに挑みます。非情な運命にも負けない少女達の姿が、読者に勇気を与えてくれますよ!
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大学生の窈一さんは、瞳を覗き込んだ対象の過去を追体験する能力を持っているんです。そんな彼がある日、猫のサブローの瞳を覗いていた時、映像に現れたのはミリと名乗る謎の少女でした。猫の瞳を通じて出会った二人。時間を超えてのボーイミーツガール。斬新なギミックに心惹かれてしまいますが、驚く事態はそれだけではありません。
未来を視る力を持っていたミリさんは、なんと窈一さんの周りで連続殺人事件が起きることを予言し、彼に事件を防いでもらうよう頼むんです!
ミリさんと共に、能力を使って犯人を探し出す決意をした窈一さん。しかし、過去を視て手掛かりを得たとしても、簡単に信じてはもらえませんよね? どんな事件も答えがわかっていたとして、周囲に納得してもらうためには、論理的な推理を用意する必要があります。そんな逆説的な推理パートにも釘付けなんです!
窈一さんは不思議な能力がある以外は一般人。「名探偵役」を演じる窈一さんが綱渡りながらも事件と向き合っていくなかで、本当の名探偵のように評価されていく過程も爽快ですよ。
ミステリーの論理とSFの異能力が交錯する物語は、予測不能でノンストップのハラハラ感を味わえます!